2019年05月02日

取り扱いが難しい麻のテーブルクロス


ある程度の年齢で
飯田深雪さんというお名前をご存知の方は
雑誌などで
テーブルセッティングの基本中の基本をご覧になられたことと思います


まだわたしが若かった頃
飯田深雪さんの第一門下生として
長く講師をしていらした方が
いなかに 越していらっしゃいました


そこで 今でいうサロン風のお料理教室を開き
わたしも ご紹介をいただいて
遠くまで通いました


先生は お料理と一緒に
テーブルリネンのお話しもしてくださいました


・テーブルリネンは 基本的に麻地のものを使うこと
・チェックの柄は 朝使う
・食器とリネンを同じ柄にするのが一番良い


もう この程度しか覚えていませんが
当時 ほとんどの方が知らなかったことを
たくさん教えていただきました


そして わたしは
テーブルリネンと刺繍から離れられなくなったのです


今では 大きな生地をかかえての刺繍はたいへんなので
ちいさなものしか刺しませんが
すてきな生地を見つけると
すぐに ランチョンマットやティーコゼーに仕上げたくなってしまいます




★★★




暖かくなってきて
ティーコゼー作りが ひと段落です



空いた時間を使って
今まで生地をためこんでいた 引き出しを引っ張り出しました



たくさんのテーブルクロスが出てきました



お料理の先生のお教え通り
大きめの麻地が手に入ると 必ずテーブルクロスに作っていました




ところが



麻のテーブルクロスは 世話がかかります


たたみジワや 洗った後のシワとの格闘です



この格闘がいやで
作ってはみたものの 麻のテーブルクロスは
引き出しの中にしまったままになっていました



今回 それらを引っ張り出したところ
薄い色のクロスには 「経年のシミ」が出ていたので
ためらいもなく捨てることにしました







シミがついていない濃い色のクロスが 数枚残りました





★★★




もう ずいぶん前のことになりますが
パリに刺繍の修行に行ったとき
ひとり暮らしのマダムのメゾンに下宿をしていました


それはそれは 広いお宅でした


浴室だけでも 8〜10畳くらいはありました




下宿の期間中 朝食だけ出していただきましたが
それは おしゃれなフランスとは ほど遠く

牛乳 ジュース類は 大きめのビンやパックのまま
テーブルに ドンと置かれ
パンは コンビニなどで売っている 5〜6個入りのロールパンなどの袋がそのまま出ていました


一番驚いたのは 紅茶です

ティーカップとティーバッグが用意されて
熱いお湯の入ったお鍋が 置かれていたのです


でも 飲み物もパンも たくさんの種類が出ていました



それが おフランスの普通の食卓なのか
もともとサービス精神のないフランス人だからなのかは わかりません



でも そんな食卓でも
毎朝 必ず テーブルクロスは敷いてありました


そして 食事を終え 刺繍学校に出かけ
お昼にもどると クロスは ちゃんと片づいていました





わたしたち日本人は 和室にいるとき
何も意識をしなくても お座布団を使います


それと同じように
彼らにとって 食事とテーブルクロスは一体となっているのでしょう






余計な思い出話しでしたが
テーブルクロスの出しっぱなしを防ぐには
手入れが楽なものを選ばなければなりません


日本で 多くのお宅では
クロスを敷いたままにしています


まだまだ クロスの上にビニールをかけているお宅もあります



でも わたしは
食事ごとに クロスを取り替えたい派です
毎回違う色や柄の食卓で ごはんをいただきたいですし

食事をしていない時は
テーブルの木の色を見ていたいのです


今では ポリエステエルの生地や撥水性の生地でも
たくさんの種類がありますから
ほぼ 趣味に合ったものを選ぶことができます



その中で
麻100%でアイロンがけが難しい
これらの生地を持ち続けていても
使うことがあるのだろうか・・・


少し悩むことにいたしましょう







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